友達の誕生日によせた短歌です。
思えばこの4年私は人間のかたちをした濁流とかになっていたんだけど、このたび濁流に自我がうまれて、4年も濁流として色んなものをやり過ごしてしまったことに気づいて愕然としました。濁流から停滞して濁った水になってました。
故人の誕生日祝うのとかもうやめよう 普通にしていこう それが普通だし とか思ったんだけど、祝わないよう気をつけることが余計に不在を感じる原因になってここ1.5ヶ月くらい心めちゃくちゃでした。濁流をしているとこうやってものすごい速さと力で月日が流れて過ぎ去っていきます。
誕生日おめでとう。4年経っても誕生日おめでとうの続きをなんて言ったらいいかわかんない。きっと来年も言葉がないんだろうな。ブエノスアイレスのレスリー・チャンみたいなどうしようもねえのにかわいいやつだよね て思って、美化えぐくて笑うしかなかった。いや嘘 あの映画見てる最中もどういうつもりでこれ勧めたの?ておもうくらいそっくりだなとおもってました。
だって黄色が好きって言ってたじゃん(はっぴーばーすでー)
遠い日にきみも見ていたかもしれない雪や失意を撫でる かわいい
大切にしたかったのに粉砂糖おゆに溶かして冷える束の間の
思い出とゲロを流せば浄水場きみらにどんなか教えてあげれる
言葉にはできないきみをひとかけら分けてもいいと思われたくて
絞殺のシミュレーション中かわいさで手元が狂い抱きしめるバグ
忘れたと気がつく度に花びらを降らせてあげる すてきな復讐
もう呼ばない名前に家を建て暮らすファイト・クラブの掟のように
勇敢なヴァニラアイスを2個くださいリボンはきいろでお願いします