「ねえルーシー空に花はないみたいだねもっと上ならあるのかな」という記事を少し前に書きましたが、これは「あるのかな?」て尋ねたい友達についての短歌です。悲しいのとか痛いのとかよりさみしいのを我慢するのが一番つらくて難しいね。
あいさつもそこそこに/湿気
辻褄を合わせられない夜が明けて空はうすむらさきのあじさゐ
電気消し潜るバスタブこのおゆはいつかどこかで海だったもの
彗星の尾がふりまいた星くずで失明するのと似ている五月
太陽がぎらぎら昇る地獄にて我がhopeきみにご覧入れよう
望み通りきみは音符になったらしい音楽をやればやるほどさびしい
今日あった全部のことを教えたいこれが負けならそうなんだろう
凹凸を無理に馴染ませ我々がヘミオラだった鬱くしき日々
エントロピー増大してるゆくゆくは全部元通りになるらしい
どこにでもいるとどこにもいないの∩のところにずっと置いてある椅子
「これじゃまるでバラ色の日々台無しにするならちゃんと」の続きわかるね
きみを泣かせた砂糖菓子ピストルにこめてわたしの実弾とする
透明な軌道を進むから涙止めずにひねるお風呂の蛇口
5years!まあ歌うでしょ来年は地球に落ちてくるとかはどう