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タンクで茹で死ぬ

えー、ごほん。本日はお日柄もよく、輩のバイクも静かに走り、

 

燃ゆる女の肖像をみました。心がめちゃくちゃです。後悔するより思い出してほしいとか眠ってほしくない(もしくは眠ってほしい)て、自分の人生を振り返ると覚えのある気持ちで、めちゃくちゃ大好きだったことが証明されちゃった気持ちになったのも心めちゃくちゃの原因の一つである。鳴ってる海は叫べない寂しさと怒りと諦めと愛を飲み込んでいる。言葉にさせてもらえない言葉たち。抑圧のせいかもしれないし、言葉にする無意味さに口を閉ざしてしまったからかもしれないし、抵抗の手段かもしれないし、全部を覚えておく手段かもしれない。そうであったらいいなておもった。一生苦しむとしても消えない炎がある人生でずっといたい。わたしの消えない炎と言い切れる人がいてよかった。本の表紙を撫でて、それでも人生をやっていきたい。逃げられなくても逃げながらここに存在していたい。他人から見れば子供用の狭いプールに浮いてるのと何も変わらなくても、それを本物の海だと私は言うから、本物の海を知っているなりの生き方がしたい。いつかそれが本棚のどれかの本の28ページに隠されていてほしい。誰からも読まれないのだとしても、誰からも読まれないからこそ。